しらたまです。
最近6回の記事では、主にネットビジネス初心者さんに向けて、アクセス解析について解説してきました。
本日のテーマは、まさに初心者さんにこそ読んでいただきたい「自分のアクセスを除外する」方法についてです。
「Googleアナリティクス設置完了。よ〜し、読者さんがきてくれているか見てみよう!」
「あっ、何度も繰り返しサイトに来てくれてる人がいる⤴︎」
「ファンになってくれたのかな。うれしい!!……って、これ自分だった。。。💔」
初心者さんにありがちな光景です。
毎日たくさんの読者さんが訪れてくれるブログであれば、自分のアクセスが含まれていても大した影響はありません。
ですが、立ち上げたばかりのブログに来てくださる読者さんの数って、ほんの少しです。
例えば、5回のアクセスがあった中で、パソコンからとスマホからの自分のアクセスがそれぞれ1回ずつあれば、自分以外のアクセスは3回ということになります。
アクセスが少なければ少ないほど、影響が大きくなりますよね。
まだブログにたくさんのアクセスが集まっていない段階でも、なるべく正確にアクセスを把握するために、今日はGoogleアナリティクスで自分のアクセスを除く2つの方法について解説していきます。
この記事に書いてあること
Googleアナリティクスで自分のアクセスを除く方法
Googleアナリティクスで自分のアクセスを除く方法はいくつかあるのですが、その中でも簡単にできる2つの方法をここではご紹介します。
1つ目は「Googleアナリティクスオプトアウトアドオン」というGoogleのプラグイン(新しい機能を追加するちっちゃなソフト)を利用する方法、2つ目はWordPressのheader.phpというところのコードに必要なコードをちょっと書き加える方法です。
言葉だけ聞くと難しそうな感じがするかもしれませんが、どちらも作業自体は5分もあれば終了しますし、特別な知識も要りません。
これからご紹介する方法に沿って設定すればOKです。
それぞれのメリット、デメリットについても解説していきますので、最後まで読んでみてから、あなたに合った方法で設定してみてくださいね。
1. Googleアナリティクスオプトアウトアドオンを使って自分のアクセスを除外する方法
Googleアナリティクスオプトアウトアドオン(舌を噛みそうな名前…!)は、webページを見るユーザーさんの情報がGoogleアナリティクスのデータ収集に利用されないようにするために開発された機能です。
Googleアナリティクスオプトアウトアドオンをあなたがいつも利用するブラウザ(Chrome、Safari、Internet Explorerなどのこと)に設定すると、そのブラウザであなたが閲覧したページ、検索したキーワードなどの情報はGoogleアナリティクスに収集されなくなります。
いつも使うブラウザが同じだよ〜という人なら、使うブラウザに設定すればOK。
もしいくつかのブラウザを使っているという場合は、Googleアナリティクスにカウントしてほしくない全てのブラウザで設定する必要があります。
また、複数のパソコンからアクセスする場合には、全てのパソコンで設定する必要があります。
Googleアナリティクスオプトアウトアドオンが利用できるブラウザは以下の5つです。(2017年10月末時点)
・Chrome
・Internet Explorer 11
・Safari
・Firefox
・Opera
では、設定する方法を解説しますね。
※解説している画像で使用しているブラウザはSafariです。
まずは、Googleアナリティクスオプトアウトアドオンをダウンロードします。
Googleアナリティクスオプトアウトアドオンはこちら。
「Googleアナリティクスオプトアウトアドオンをダウンロード」をクリックします。
「同意してインストール」をクリックします。
これでダウンロードが完了しました。
次に、ダウンロードのフォルダにある「gaoptout_0.9.4_…」をダブルクリックして開きます。
Safari環境設定の中にある拡張機能の画面が自動で開き、「拡張機能”Googleアナリティクスオプトアウトアドオン”をインストールしてもよろしいですか?」と聞かれますので、「信頼」をクリックします。
これでインストールができました。
とっても簡単ですね(^^)
Safariでの、Googleアナリティクスオプトアウトアドオンを無効化したい場合の操作も説明しておきますね。
Safariの環境設定を開きます。(「Safari」→「環境設定」をクリック。)
拡張機能の画面を表示したら、Googleアナリティクスオプトアウトアドオンのチェックをクリックして、チェックを消します。
これで無効化も完了しました。
無効化しても、もう一度チェックを入れれば有効化することができますよ。
また、もうこの機能は使わないよ〜という場合は、こちらの画面で「アンインストール」をクリックすれば削除されます。
2. WordPressのheader.phpというところのコードにちょっと書き加える方法
次に説明するのは、header.phpというところのコードにちょっと書き加える方法です。
これだけ聞くと「無理、やめておこう。」と引き返したくなるかもしれませんが、大丈夫です(^^)
コードをいじるのでちょっと緊張するかもしれませんが、コピー&ペーストで作業が完了するのでちゃんと簡単ですよ。
こちらの方法では、WordPressにログインした状態で自分のブログにアクセスした場合に、Googleアナリティクスでカウントされなくなります。
ですので、普段自分のブログにアクセスする時にはログイン状態ですよ、という方におすすめです。
(こんな画面でいつもブログを見ている場合はログインしている状態です)
いくつかの端末を利用している場合、どの端末からでもブログを見る時にはいつもログインしているよ〜という場合には、それぞれの端末で設定する必要はありません。
では、はじめていきましょう。
作業にはGoogleアナリティクスのトラッキングコードが必要になります。
まずはGoogleアナリティクスにログインし、下の方にある「管理」をクリックします。
真ん中の列にある「トラッキング情報」をクリック。
「トラッキングコード」をクリック。
この赤枠の中がトラッキングコードです。後で全体をコピーして使用しますので、別のタブで開いたままにしておいて下さいね。
次に、WordPressにログインしてダッシュボードを開きます。
「外観」→「テーマの編集」をクリック。
右側にあるメニューの中から「テーマヘッダー(header.php)」をクリック。
表示されたコードの中から、</head>と書いてあるところを探します。
見つかったら、</head>の上にこちらのコードを入れてください。(</head>の上に改行を入れて、見やすくしてOKです。)
<?php if ( !is_user_logged_in() ) : ?>
|
◆Googleアナリティクスのトラッキングコード◆ |
<?php endif; ?> |
※◆Googleアナリティクスのトラッキングコード◆の部分は、先ほど調べておいたトラッキングコードに置き換えてください。
こんな感じになればOKです。
最後に一番下にある「ファイルを更新」をクリックすれば作業はおしまいです。
お疲れ様でした!
それぞれの方法のメリット、デメリットとは?
ここまで、Googleアナリティクスから自分のアクセスを除外するための2つの方法を解説してきました。
・Googleアナリティクスオプトアウトアドオンを利用する方法
・header.phpにコードを書き加える方法
これら2つの方法には、それぞれメリットとデメリットがあります。
1. Googleアナリティクスオプトアウトアドオンを利用する方法
◎メリット
・操作がとにかく簡単!
◎デメリット
・自分のブログ以外のページにアクセスしている時も、Googleアナリティクスの解析から外れてしまう
・複数のパソコンからアクセスする場合や、複数のブラウザを利用している場合に、利用する端末毎、ブラウザ毎に設定しなければならないのが面倒
・スマートフォンやタブレットには設定できない
操作が簡単なので、パソコンは苦手…できるだけ簡単に設定したい!と思っている方には一番良い方法だと思います。
ですが、スマートフォンやタブレットからのアクセスがメインの方では、除外ができないので向いていません。
また、他のブログ、webサイトを運営している方が行なっているGoogleアナリティクスに自分がアクセスしたデータが残らなくなります。
自分としては特に困ったことではないのですが、解析をしたいと思っている運営者さんの気持ちを思うと少し心苦しくもありますね。
2. header.phpにコードを書き加える方法
◎メリット
・WordPressにログインしていれば、どの端末からのアクセスも除いてくれる
・自分のブログ以外にアクセスしている時に、Googleアナリティクスの解析から外れることはない
◎デメリット
・コードを書き加えるという操作は初心者さんにはちょっとハードルを感じる
・WordPressのブログでしか利用できない(しかも、テーマにより操作方法が異なることがある)
・All in One SEO Packなどのプラグインを利用してGoogleアナリティクスを設定している場合は、二重にカウントされる原因になるため設定を変更しなければならない
WordPressにログインした状態でいつもブログを見ている場合には、こちらの方法が便利だと思います。
特に、スマートフォンやタブレットであっても、一度設定してしまえば、ログイン中は常に除外できるところが、Googleアナリティクスオプトアウトアドオンを利用する方法より優れているところだと言えます。
ですが、コードを書き換えるのはちょっとハードルが高いと感じる方もいるでしょう。
また、All in One SEO Packなどのプラグインを利用して計測していた場合には、header.phpに設定して計測する方法に変更しないと二重のカウントになってしまうことがあるため、計測方法を変更する必要があります。
2つの方法のメリット、デメリットを踏まえて、あなたに合った方法で設定して下さいね。
…ですが、最後に1つお伝えしておきたい情報があるのです!
Jetpackのサイト統計解析なら、ログインした状態での自分のアクセスはカウントされない
以前の記事で、WordPressのプラグインであるJetpackを利用したアクセス解析について解説しました。
JetpackならWordPress初心者さんでも手軽にアクセス解析ができます。その方法を画像付きで解説!

実は、Jetpackのサイト統計解析では、特別な設定をしなくても、ログインした状態でのあなたのアクセスはカウントされないようになっています。
Jetpackのサイト統計解析は、簡易的な解析であり、Googleアナリティクスほどの高機能ではありません。
ですが、特にサイトを立ち上げたばかりの時期なら、いつ、どの記事に、どこから、どれくらいの読者さんが、どんな検索ワードでサイトを訪れてくれたのか、これくらいの情報でも十分参考になるはず。
もし、2番目の方法を何かの理由で諦めた…という場合には、Jetpackでの解析結果を参考にすることも考えてみて下さい。
きっとあなたのお役に立てると思います。
Google Search Console、導入できていますか?
もしあなたがGoogle Search Consoleを導入していないのであれば…必ず導入しましょう!Google Search Consoleの導入は、ブログアフィリエイトをするのなら必ずすべきことの1つです。
Googleアナリティクスは、読者さんがあなたのブログを訪れてからどんな風に過ごしていたかがわかるツールでしたが、Google Search Consoleは、読者さんがGoogle検索からどんなキーワードであなたのブログを訪れたのかが分かるという便利ツールなんです。
「あなたのブログを訪れる前の行動、訪れてからの行動。」
その両方を知ることで、よりたくさんの読者さんにブログを訪れてもらうためのヒントが見つかりますよ〜。
Google Search Consoleの導入方法については、
【初心者さん向け!】Google Search Consoleはブログアフィリエイトをするなら必ず登録を!登録方法を図解します

こちらの記事を参考にして下さいね。
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まとめ
今日は、Googleアナリティクスの解析結果から自分のアクセスを除外する2つの方法について、メリット・デメリットを含めて解説しました。
アクセスが少ない内は、どうしても自分のアクセスが気になってしまう…
もっと正確にデータを取りたい…
という場合は、
・header.phpにコードを書き加える方法
上記の2つの方法から、あなたに合った方法を選んでぜひ活用してみて下さいね。
コメント
こんばんは(´∀`*)
いつも勉強させていただいていますジャッキーです。
Googleアナリティクスについて勉強になります!
わ~!今日もたくさん見に来てくれてるー!
が自分だったら意味ないですもんね。
除外する方法もちゃんとあるんですね!
相変わらず分かりやすい説明ありがとうございます^^
ジャッキーさん
またお越し頂きありがとうございます!
記事の最後にJetpackについても書きましたが、
GoogleアナリティクスとJetpackの結果を見比べてみるのも結構大切かな…と思います。
というのも、Googleアナリティクスの設定の仕方が二重になっているせいで
GoogleアナリティクスのカウントがJetpackの2倍になってる…というのが
初心者さんにありがちだからです。
ぜひ、両方をご活用くださいね〜